現役の仕出し屋が、このサービスを作りました

「全部自分がやらないと」という個人プレーの限界を、誰よりも知っていたから。

「忙しいのに利益が出ない」という、一番苦しい時期がありました。

実は、私たちはIT企業ではありません。今も日々お弁当を作り続けている「現役の仕出し屋」なんです。以前はGoogleスプレッドシートでレシピを管理していましたが、メニューが増えるにつれ、一人のシェフがこなせる限界を超えていきました。

原価管理を徹底したいけれど、日々の業務に追われて時間がない。売上は増えているのに、手元に利益が残らない…。市販のシステムを試しましたが、どれも使いづらく、利用料も高く、現場の「痒い所に手が届かない」ものでした。

「現場の苦労を本当に解決できる道具が欲しい」その一心で、友人のシステムエンジニアとの共同開発をスタートしました。

厨房の「使いやすさ」への執念

ITの常識なんてどうでもいい。私たちが求めたのは、ただ「現場で本当に使えるか」という一点だけでした。仕出しの営業が終わったあと、友人と机を突き合わせ、二人三脚でUI(操作感)を磨き上げる日々を過ごしました。

日々の改善の中で生まれた工夫はたくさんありますが、例えば、現場の負担を減らすためにこんな工夫を凝らしています。

「いま、知りたいこと」がパッと目に入るレイアウト

指示出しをスムーズにする「整った印刷用デザイン」と、現場で片手でも動かせる「スマホ専用画面」を、それぞれ用途に合わせて作り込みました。一番のこだわりは、情報の「引き算」ができること。その場で必要な項目だけを表示・切り替えられるようにしたことで、小さなスマホ画面でも驚くほどすっきりと、ストレスなく操作できます。現場の状況に合わせて姿を変える、本当に使いやすい形を追求しました。

スタッフに無理をさせない、優しい仕組み

新しいシステムへの抵抗感をなくしたかった。だから、アプリのインストールという最初の手間さえなくしました。スマホのブラウザでサッと開けて、いつものネット検索と同じ感覚で迷わず使える操作性にこだわっています。

面倒なデータ入力もAIがサポート。長年書き溜めた「スプレッドシートのレシピ」は画像を取り込むだけでAIが読み取るようにしました。この機能は「紙のレシピ」の写真でも使えます。また、ややこしい材料マスタ登録もAIと会話しながら進められます。マスタ登録が苦手な人でも、無理なく使いこなせます。

「誰がいつ更新したか」が見える、チームの信頼感

「いつの間にか数字が変わっている」という不安をなくすために、「誰がいつデータを更新したか」という履歴を確認できるようにしました。誰の仕事かが明確になることで、お互いを信頼して任せられるようになる。そんな、お互いの背中を預け合える「風通しの良いチーム作り」を機能に込めました。

仕出し屋の経営が、劇的に変わった

自社に導入した結果、驚くべき変化が起きました。

少しずつシステムに改善を加えながら、実戦でじっくりと使い込んだ結果、経営のあり方そのものが変わりました。

「料理人の孤独」から
「チーム経営」へ
更新履歴が見える安心感から、今まで私一人で抱えていた購買業務を、別のスタッフへ無理なく任せられるようになりました。チームで運営する体制が整ったことで、価値ある購買データが着実に、かつ自動的に積み重なっています。
約4%のコスト削減に成功
蓄積された購買データをもとに、「どの食材の価格を下げれば、最も利益が出るか」を正確に判断できるようになりました。交渉の場でも、データという確かな根拠があるからこそ、サプライヤーと対等に渡り合えます。さらに、数字の裏付けがあることで、自社のメニュー価格も迷いなく、自信を持って決められるようになりました。
クリエイティブな時間の創出で、売上アップ
私自身の事務負担が激減したことで、料理人としての本来の仕事である「メニュー開発」にしっかり時間を割けるようになりました。新しいアイデアを形にする余裕が生まれたことで、お客様の満足度が向上。料理の質に専念できる環境が、結果として売上の増加という嬉しい循環を連れてきてくれました。

現場の仲間と一緒に、進化し続けたい

このシステムが自社を救ってくれたように、多くの「食の現場」で働く人たちの力になれると確信し、WEBサービスとして公開することを決めました。一人でも多くの仲間に使ってほしいから、価格も極限まで抑えています。

私たちはIT企業ではありません。今も厨房に立ち続ける、皆さんの仲間です。だからこそ、現場の「もっとこうしたい」という声をどこよりも大切に受け止め、使いやすく進化させていくことを約束します。

現場をもっと楽に、経営をもっと強く。
私たちと一緒に、理想の厨房を作っていきませんか?